たった80時間で、TOEICが平均110点アップ 【第2回】明治大学の学生も「4倍速英語」を実感!

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⑤ 反復練習で力が定着

質問にうまく答えられないときは、講師が速やかに答えの文を言い、生徒はシャドウイングのように講師の英語をなぞって練習する。発音や文法のミスも、すべてその場で講師が指摘し、練習させて直させる。たびたび過去の単元に戻って復習セッションを行い、反復練習によって力を定着させていく。自分に何ができて、何ができないか、つねに把握できるので、課題の克服方法も見つけやすい。

明大生もビックリ、TOEIC平均が110点もアップ!

明治大学の「文明とマネジメント研究所」では、2011年の9月から12月にかけて、カラン・メソッドの実証実験を行った。明治大学の学生21人に、30分(正味25分)のレッスンを、160回にわたって受講してもらい、その前後に全員にTOEIC(*)を受験してもらったところ、受講後のスコアが平均で110点以上向上したことがわかった。うち7人は受講前と比べて150点以上スコアが伸び、最大では250点向上していた。カラン・メソッドのレッスンに、英語力向上において一定の効果があることが確認できたと考えている。

だが、結果を見て誰よりも驚いたのは、当の本人たちだったかもしれない。被験者となった学生たちからは、「英語のニュースで何を言っているのか、聞いて理解できるようになった」「TOEICが680点から820点になった。リスニングが100点アップしたのが大きかった」など、特にリスニングの力が大きく伸びたという感想が寄せられた。自由な会話ではなく、ひたすらパターンに沿った反復練習を行うカラン・メソッドは、思えば英語のスピーキング力を伸ばすための、「百ます計算」のような存在かもしれない。

*TOEIC Test of English for International Communication
英語によるコミュニケーション能力を幅広く評価する世界共通のテスト。米国に本拠を置くEducational Testing Serviceが実施。

前回、触れたように、声に出して英語をたくさん話す反復練習では、調音器官(言語音を発するための器官)が英語に対応できるよう鍛えられる。脳には英語の回路も発達していく。

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