会話がヘタな人がこだわるプライドの弊害 どんな相手にも確実にウケる2つの鉄板ネタ
AIはチェスや囲碁のチャンピオンに勝っていますが、これだけは「人間に勝てないだろう」と言われるジャンルがあります。それが、「雑談」です。
どんな手を打つと、局面がどう変わって、そのときにはこう打てばいいと考えるスピードでは、人間はAIに勝つことはできません。それは、世界チャンピオンでも同じです。しかし、雑談は違います。自分が話したあと、相手がどんなことを言うのかという組み合わせは無限に近くなります。少なくとも将棋や囲碁、チェスの組み合わせよりもはるかに多くなります。人間はまだAIが上手にできないことを、何も考えずにさりげなくできており、実はそれは脳科学的にとても高度なことなのです。
雑談ではスベってもいい
ここであなたに聞いてみましょう。あなたは雑談が得意ですか? おそらく「得意です」と答えられる人は、多くはないでしょう。雑談が苦手なのは、特にSNSでのやりとりが日常的になっている若い人に顕著です。あなたの職場にも、対面でのコミュニケーションを苦手にしている若手社員がいるかもしれません。
雑談を苦手にしている人によく見られる傾向はいくつかありますが、その1つが「おもしろい話をしなければならない」という誤解です。「つかみが大事」とか「オチがないといけない」とか、そんなことはどうでもいいのです。一般のビジネスパーソンは、お笑い芸人とは違います。「M-1グランプリ」や「R-1グランプリ」に出るのではないのですから、スベっても構いません。ただ相手とコミュニケーションができればいいのであり、そのための雑談です。「おもしろい話をしなければ」という呪縛にとらわれている限り、雑談が得意になることはないので、そんな考えはサッサと捨ててしまいましょう。
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