5代目「フォレスター」進化する姿形の本質 スバルらしいデザインを実直に表現した

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新型「フォレスター」のデザインはどうか(筆者撮影)

5代目に切り替わる新型「フォレスター」の発売が秒読み段階に入った。SUBARU(スバル)が5月18日から国内での先行予約を始めたからだ。ニュースリリースには今夏発売と記載されており、例年8月は他社を含め新型車の発表がほとんどないことを考えると、6・7月中に発表というスケジュールになるだろう。

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新型フォレスターについては、3月にニューヨーク国際オートショーで世界初公開された直後に第一報をお伝えした(スバル「新型フォレスター」大胆変身の全貌、2018年3月29日配信)。翌月開催された北京国際モーターショーでは、「e-ボクサー」と呼ばれるマイルドハイブリッドが設定されることが明らかになった。

先行予約開始とともに発表された日本仕様は、この2つの舞台で公表されたパワートレーンを積む。つまり2.5Lガソリン自然吸気と2Lマイルドハイブリッドという2つの水平対向4気筒で、いずれもCVT(無段変速機)を組み合わせて4輪を駆動する。21年間受け継がれたターボはついにラインナップから落とされた。

そんな新型フォレスターのデザインはどうか。こちらもニュースリリースに特徴を簡潔にまとめてあるが、筆者はニューヨークショー会場で実車を見ただけでなく、チーフデザイナーの大関透氏にインタビューする機会も得たので、同氏の言葉を交えながら発売直前の新型フォレスターのデザインを解説していきたい。

スバルグローバルプラットフォームを採用

スバルは会社創立100周年を間近に控えた一昨年3月のプレゼンテーションで、今後のクルマ作りの核として、「スバルグローバルプラットフォーム」とともに「ダイナミック×ソリッド」という新しいデザインテーマを発表した。

フォレスターに先駆けて登場したアセント(筆者撮影)

このダイナミック×ソリッドは、同年発表した現行「インプレッサ」にまず導入され、昨年モデルチェンジした「XV」および北米専用新車種「アセント」も取り入れた。つまり新型フォレスターは新しいプラットフォームとデザインテーマを採用する4番目の市販車となる。

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