大学3年が陥る「インターンシップ6つの誤解」 何割が優遇?落ちると本番ではどうなる?

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誤解2. インターンシップはスーツでないといけない

インターンシップはあくまでも就業体験なので、営業職として実際のお客さまを訪問するようなケースを除いて、スーツ着用を義務付けているケースはそれほど多くない。しかし、企業から「私服でお越しください」と指示があった場合に、どこまでの服装が許されるのか、意外に迷ってしまうことが多いだろう。

もちろん、私服だからと言って、何でもOKというわけにはいかない。社会人と一緒に仕事を体験させてもらうのだから、「ビジネスカジュアル」が基本と考えてほしい。派手な色や柄のシャツ、デニムなどは避け、「清潔感があり、仕事の邪魔にならない」服装を心がけたい。

最近は、髪を染めている学生も少なくないが、これもあまり極端に派手な色はオススメできない。夏だからと言って、「Tシャツ、短パン、サンダル履き」というのは、もってのほか。インターンシップを受け入れてくれた企業に対して、失礼な印象を与えないよう、注意が必要だ。

ビジネスを体験する場、短パンTシャツは避ける

誤解3. エントリーは志望業界・企業に絞るべき

「インターンシップは第一志望の企業や業界のプログラムだけエントリーすれば充分」と考えるのは早計に過ぎる。自分の第一志望は、他の学生の第一志望である可能性が非常に高い。誰もが知る業界や企業は他の人にとっても人気だということだ。

となると、どうしても選考倍率は高くなる。「人気企業のインターンシップばかりエントリーして選考が通らず、結局1社も参加できなかった」という学生が、毎年少なからずいるようだ。

選考のあるインターンシップに申し込んで、エントリーシートを書いたり面接を受けたりするのは、貴重な経験には違いないが、やはりインターンシップは実際に社会人と一緒に働くことに意義がある。なるべくエントリー対象企業を絞り込み過ぎず、志望業界内の他社や中堅中小企業、あるいは他業界にも視野を広げて、チャンスを探ってほしい。あえて選考のないインターンシップに申し込むというのもオススメだ。

誤解4. インターンシップの選考で落ちると本番で不利

「インターンシップの選考で落とされると、就活に悪影響を及ぼすのでは?」と心配する学生は多い。しかし、これはまったくの誤解だ。

深刻な人手不足を背景に企業の人材獲得競争はますます激しくなっている。インターンシップは職業観を養う場ではあるものの、「できるだけ多くの学生に自社の魅力を知ってもらいたい」というのが企業側の本音である。ただ、大手企業であっても受け入れ体制や施設のキャパシティなどを考えると、参加できる人数には限りがある。本選考の採用人数よりも少ないケースはザラ。仕方なく選考せざるを得ないというのが実情だ。

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