未婚率と「20代の移住者数」が比例しない理由

若い男性は東日本へ、若い女性は西日本へ

若者の多い街が、必ずしも未婚率が低いとは限らないようです(写真:Mlenny/iStock)

東京への人口一極集中が止まりません。総務省が毎年公表している住民基本台帳人口移動報告によれば、2017年の人口転入超過人数は東京が約7万5000人(日本人のみ)と圧倒的です。では、未婚男女の人口移動はどうなっているのでしょうか?

以前、20~30代の未婚男性がどの都道府県に多いかを調べたところ、茨城、栃木などの北関東がトップ占め、日本全体としては西日本より東日本が「男余り」傾向が強いことがわかりました(茨城県が1位!「ニッポン男余り現象」の正体)。

独身男女はどこのエリアに移動しているのか

今回は、住民基本台帳人口移動報告に基づいて、若年層(15~34歳)の独身男女がどこのエリアに移動しているのかについて見ていきたいと思います。ただし、人口移動報告では配偶関係別の数字は出ていません。とはいえ、特に15~24歳の未婚率はほぼ男女とも9割以上ですので、これは未婚男性の数字とほぼイコールと考えてよいと思います。25~34歳の未婚率は男女合わせて約5割ですから、こちらは参考程度とお考えください。

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まず、人口移動報告15~24歳と25~34歳の各都道府県別の人口転出入の男女差分をまとめてみました。なぜ男女差分で分析するかというと、あくまで本連載では未婚などソロ問題をテーマとしていますので、その要因でもある「男女人口の不均衡はエリアによって違うのか」を探るためです。

よって、男女計総人口の転出入ではなく、差分を比較することとします。
データとしては、2017年単年ではなく、2010年から8年間の累計値で見ています。

グラフの上側(差分プラス)が男性のほうが転入超過、下側(差分マイナス)が女性のほうが転入超過していることを表します。男女差分なので、実際の転出転入超過とは異なります。たとえば、男女ともに転出超過している場合、転出数が男性のほうが多ければ、現実的には女性は転入していなくても数字の見え方的には女性が転入しているという形になることにご留意ください。

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