日本人が知らない「中国製自動車」の超速進化

日本からも技術者引き抜き水準を上げている

イギリスから上海汽車が買ったブランド「MG」のブース(筆者撮影)

上海と交互、2年に1度開催される中国最大規模の自動車ショーである、北京モーターショーことオートチャイナ。4月下旬から開催された今年の「オートチャイナ2018」から見えた中国自動車市場の今をリポートする。

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オートチャイナはクルマを静的に展示してあるだけの自動車ショーなので、この国のクルマ社会を一から十まで理解できるわけではないが、その訪問を通じ、現地の自動車事情や社会事情をあわせて体感してみると、中国の自動車産業がどういった方向へ向かおうとしているのかを肌で感じられた。時差が1時間ある東京から北京へは、空路の直行便が片道3時間半程度で結んでいる。15日以内の渡航であれば観光ビザも必要ないからアクセスもしやすい。

タクシー乗り場へ

市街地中心部にあるホテルへ向かうため、タクシー乗り場へ。多くを占めるヒュンダイのコンパクトカーはかろうじて独立したトランクルームを持つ3ボックス・スタイルで、並ぶクルマたちは一様に車内も車外もホコリにまみれていた。

日差しが当たると暑く感じる午後、車にはエアコンもついているようなのだが運転手はみな窓を開けている。車内のホコリがその風で踊るのに加えて、近くの畑から放たれるのか、綿花の綿毛らしきものが舞い込んでくる。後席には一応カバーがしてあるものの、全面を覆ってしまっているので、高速道路上なのにシートベルトを装着できない。

北京市街(筆者撮影)

運転手は四六時中、携帯電話の音声ナビに頼るか、何か大声で電話しているかのどちらかで、客に配慮するそぶりは皆無。運転も荒く、必要とも思えない車線変更を繰り返し、つねに何かに怒っていてクラクションを鳴らすことをいとわない。空港で拾ったこのタクシーが特別ひどいわけではなく、市内の高級ホテルで拾っても話は同じだった。

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