「新人教育」を嫌厭する20代若手社員の言い分 そんな場合に管理職はどう対応するべきか
若手育成の必要性は高まっている
今回のテーマは「育成」です。ご存知のように、2002年実施の学習指導要領による教育(いわゆる「ゆとり教育」)を受けた、生年月日が1987年4月2日から2004年4月1日(つまり現在32歳〜14歳まで)の方は、いわゆる「ゆとり世代」と呼ばれています。彼らは、ちょうど少子化問題が表面化してきた世代でもあり、我々オッサン世代よりも1学年あたりの人数はおおよそ半分ちょっとで、人数も少ない世代です。
「ゆとり教育」の是非はともかくとしても(むしろ私は「ゆとり教育」が一概に失敗とは考えていませんが)、ここに少子化が加われば、優秀な人材の絶対数は少なくなってしまうわけですから、企業が若手社員を育成する必要性は上がってきています。ふるいにかけられるように比較的厳しい選抜をされてきた我々オッサン世代からすれば、「丁寧に育ててもらえるなんてうらやましい」とすら思えるかもしれません。

















