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5年後、ジャーナリストは食えますか? 【キャリア相談 特別編】 第2回

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  • 塩野 誠 経営共創基盤(IGPI)共同経営者/マネージングディレクター JBIC IG Partners 代表取締役 CIO
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佐々木:日本はメディア企業の経営者のレベルが低いのでしょうか。

塩野:いや、レベルが低いというより、いろいろな企業同様、あまりにもうまくできたビジネスモデルだったんですよ。ただ、時代が変われば負の遺産になりうる。

日本における巨大新聞のように大きな遺産を持っていると、「自分たちの強みは何ですか」と言ったとき、たとえば現金とか不動産を入れてもいいわけです。「現金、不動産、優秀な記者が強みだ」と。

新聞社という枠を取り払って、「今、この箱の中に現金と不動産と記者があります。これを使って何か新しいことをしましょう」というぐらいゼロから発想できるかというと、無理ですよね。

佐々木:成功しすぎていますもんね。

塩野:成功しすぎていますね。

もし新聞記者だったら

佐々木:今度、個人として見た場合、たとえば塩野さんが新聞記者だったら、どうやって生き残っていきますか。

先ほどおっしゃったようなオピニオンを取るとか、いろんな媒体を横断的に使えるようにするという戦略があると思うのですが、日本の新聞社はかなり軍隊的で縦割りなところが多いので、日々のルーティンに追われてしまって、その戦略でいくのは難しいのではないでしょうか。

塩野:そうですね。

佐々木:新聞記者は優秀な方も多いですが、これから求められるジャーナリストになっていくこと自体が、システム的に難しいですよね。

塩野:キャリア相談的には……。

佐々木:(笑)はい、連載のキャリア相談です。

塩野:既存の新聞というメディアがあと50年残るのであれば、何もしないというのが合理的だと思います。若い新聞記者にはWEB用にビデオカメラを持ち歩いてほしいですが。

佐々木:50年……。残るかもしれないですね。

塩野:残るかもしれないですよね。

佐々木:新聞はけっこう強いですからね。

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【掛け算で勝負せよ】

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