なぜかおカネが貯まらない人の「15の悪習慣」 「昭和のマネーリテラシー」に要注意

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3 コーヒーのスタンプを集めるのをやめる

カフェに入った折、スタンプカードをお作りしますと言われることがあるだろう。ぜひとも通いたい店でないなら、断ったほうがいい。スタンプラリーを見ればわかるように、手元に中途半端にスタンプがあるとコンプリート意欲を刺激されるものだ。ほかにもっと安くて居心地がいいカフェができても、浮気できずに通ってしまう。スタンプが貯まれば貯まるほど、ほかの店を選ぶ選択はなくなってしまう。押してくれるスタンプはサービスではなく、「あと9回、うちにおカネを落としてくださいね」というサインだと思おう。

4 愚痴を聞くための飲み会をやめる

社会人たるもの、部下や後輩の愚痴を聞いてやるのが先輩の務め、と考えるのはわかる。しかし、お酒が入ると話が長くなるうえ、たいてい解決はしない。貴重な小遣いを使うのだから、酒はできれば楽しく飲みたい。もし愚痴を聞いてあげるなら、ランチに誘うほうがおカネも時間もだらだら使わずにすむだろう。

5 すぐにセットを注文するのをやめる

ファミレスやファストフード店に入ると、セットを頼みたくなるものだ。セットという言葉には、単品よりお得ですという意味を含んでいるからだろう。しかし、本当にそれが最安の選択とは限らない。ファミレスならメインとライスだけなら、ファストフードならハンバーガーとドリンクだけなら、といったん計算してみたほうがいい。それに、じっくりメニューを見込んでいるうちにもっと安くすむ単品があることに気づくかもしれないのだから。

6 ポイントが倍になる日に買うのをやめる

楽天市場のスーパーセールや、Yahoo!ショッピングの5のつく日キャンペーンなど、付与されるポイントがアップする日を狙って買い物をしている人もいるだろう、しかし、キャンペーンでつくポイントは、おおむね期間限定ポイントだ。期限が迫ってくると、〇日までに使わないと失効します、とご丁寧にPCやアプリに表示される。これで十中八九、今買わなくてもいいはずの買い物を無理やりしがちだったりする。ポイント失効のお知らせに振り回されないためには、ポイントアップキャンペーンはやり過ごすに限る。

レジ横で「ついで買い」

7 判断力が鈍っているタイミングで買うのはやめる

レジ横で「ついで買い」をしたことはないだろうか。特に買うつもりがなかったのに、レジ横に置いてある電池やらガムやらをつい手にしてしまう行動だ。

買い物とは元来、かなり頭を使う作業といえる。いるのかいらないのか、価格は適正か――そのジャッジが、買い物を続けているとどんどん面倒になる。だから、判断するのに疲れたレジ横ではつい余計なものを買ってしまうのだ。

昼間仕事で消耗しているビジネスパーソンは、深夜にネットで買い物しようとすると、これまたジャッジが甘くなりがちになるもの。夜はカートに入れるまでにして、翌朝頭がすっきりしたところで改めて判断するといいだろう。

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