東大の入試問題は難しすぎると思う人の盲点

「知識」よりも「頭のやわらかさ」が必要だ

なぜ東大受験では「へんな問題」を出題するのか(撮影:今井康一)

「東大の入試問題」と聞いて、どのような想像をするでしょうか。

「すごく難しそう!」

「びっくりするほど細かい知識が問われそう!」

と考えるかもしれません。日本一の大学である東大の入試問題は難解で、教科書の隅から隅まで覚えていないと解くことができない、そんな問題ばかりが出題されると想像する人も多いのではないでしょうか。

しかし、それはまったくの間違いです。拙著『現役東大生が教える東大のへんな問題解き方のコツ』でも紹介していますが、東大の入試問題は、「最低限の知識で解くことができる、頭のやわらかさが求められる問題」が数多く出題されています。そして、それらはどこかユニークで、知的好奇心をくすぐられる「へんな問題」であることが多いのです。

頭がやわらかければ、中学生でも解くことができる

たとえば、実際の東大入試に出されたのが次の問題です。

[ 問 題 ]
次の表は、日本国内の4地点における時刻表を示したものである。
表の中のa~dは、
①成田空港の上海行きの航空便
②東京郊外の住宅団地のバス停(最寄りの駅前行き)
③人口約10万人の地方都市の駅前のバス停
④人口約5000人の山間部の村のバス停
のいずれかである。a ~d に該当するものの番号(①~④)を、それぞれ答えよ。
※2005 年 地理 第2問 一部改変
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