東大で人気化する「アイデア出し」授業の中身 「呪縛」から抜け出す5つの方法
アイデアは才能か
あなたはアイデアを考える必要に迫られていますか?
もしかすると、上司やクライアントから「ボツ!」「つまらない!」とダメ出しをされ、「アイデアの才能がない……」と落ち込んでいるかもしれません。
これまで「アイデアを考える力」とは、一部の才能ある人の特権とされてきました。いわゆる、アイデアマンと呼ばれる人です。彼らは経験上、暗黙知で新しいことを考える力があるので、周りからは、特別な才能があると見なされていました。
しかし、アイデアを考える力は、天賦の才能ではありません。「考える力」は誰でも訓練すれば向上が可能です。頭が固くて面白いネタを思いつけなかった人が、次々と斬新なアイデアを出せるようになる。そんな変化を、目の前で数多く見てきました。
筆者は、現在、特任教授として東京大学で授業を行っていますが、普段は広告会社でクライアントの問題解決に携わっています。日頃から、いかに独創的なアイデアを出すか、魅力的なコンセプトにたどり着くかを求められ、最前線で数多くの経験を積んできました。
コツをつかむだけで、自分でも思いもよらなかった「面白いアイデア」を思いつき、世界を変える発想ができます。ここではまず、アイデア発想の邪魔をする「悪い思い込み」について紹介しましょう。
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