「面接がうまくいかない就活生」の5つの特徴 自分目線、早口、話の盛りすぎはマイナス印象

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4 無意識のうちにマイナスイメージを持たれる

自分では意識しないでも、勝手に相手に伝わってしまう情報がある。どれだけ自己PRの内容が良くても、マナーが悪かったり、身だしなみが良くなかったりして、マイナス評価を受けてしまうのはもったいない。話すときの表情や姿勢、声の大きさなど、できれば大学のキャリアセンターで、模擬面接を受けて確認しておいた方がいい。

特に視線には要注意。緊張しているせいか、面接を受けている際に、斜め上を見たり、目線が泳いだりする学生は、けっこういる。話す内容に自信がないのかと思われたり、何かごまかそうとしていると、誤解される懸念がある。

面接官の目をしっかり見つめ、落ち着いて質問に答えていくようにしたい。また、面接官が話をしているときは、適度なあいづちや頷きを入れながら聞くことも大事だろう。

キャリアセンターの模擬面接で練習を

5 準備不足で本番を迎える

志望度が高い企業の面接に、準備不足でのぞむのは、絶対に避けてほしい。少しでも慣れておくために、キャリアセンターでの模擬面接は受けておきたい。

キャリアセンターの相談員は、社会人経験の豊富な人が多く、実際に企業で面接官をしていたという経歴を持つ人がけっこういる。自分が伝えるべき内容をしっかりアピールできるかどうか、また、話す内容に説得力があるのかどうか、そして、話すときの表情や姿勢、動きなどを確認してもらい、フィードバックしてもらうとよい。

緊張していると、ついつい口元に手を持っていったり、オーバーアクションになったりと、誰にでも自分では気づかないクセが出るものだ。マイナス評価につながるようなクセがないかどうかも、模擬面接で確認しておきたいところ。面接時期のピークを迎えると、キャリアセンターには、なかなか予約が取れないこともある。早めに模擬面接を受けて本番に備えるようにしたい。

面接がうまくいかない人の特徴を5つの点に絞って紹介してきた。面接には成功する人と失敗する人の大きな違いがある。それは、「相手の知りたいことを話す人」か、「自分の言いたいことを話す人」か、という違い。ぜひ、面接官が知りたいと思っていること、質問の意図を理解し、その会社に対するみなさんの熱意をしっかり伝えてほしい。

吉本 隆男 キャリアライター&就活アドバイザー

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よしもと たかお / Takao Yoshimoto

元マイナビ編集長。1960年大阪生まれ。1990年毎日コミュニケーションズ(現:マイナビ)入社。各種採用広報ツールの制作を幅広く手がけ、その後、パソコン雑誌、転職情報誌の編集長を務める。2003年より就職情報サイト「マイナビ」の各種コンテンツ制作、プロモーション施策の立案・実施を担当。2015~2018年までマイナビ編集長を務める。2019年からは地域創生をテーマとした高校生向けキャリア教育プログラム&教材の開発に従事。2020年定年退職を機にキャリアライター&就活アドバイザーとして独立。日本キャリア開発協会会員(CDA)、国家資格キャリアコンサルタント。著書に『保護者に求められる就活支援』(2019年/マイナビ出版)

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