友だちが作れない子には「秘密特訓」が有効だ

親子の「ロールプレイ」で人間関係力が上がる

●自分から友だちを誘えるようにするロールプレイ

次のように、自分から友だちを誘う練習もしておきましょう。自分から誘えるかどうかは、実に大きな違いです。

本人「Aさん、一緒に遊ぼう」
Aさん「うん、いいよ」
本人「やったあ。Aさんと遊びたかったんだ。何して遊ぶ?」

本人「Aさん、一緒にトイレに行ってくれない?」
Aさん「うん、いいよ」
本人「ありがとう。1人だと、なんか心配なんだ」

本人「Aさん、一緒に遊ぼう」
Aさん「ごめん。今から○○するからムリ」
本人「じゃあ、今度遊んでね」

知らない相手に話しかける場合は

●知らない相手に話しかけられるようにするロールプレイ

進学、進級、クラス替え、転校などの場合、知らない相手に話しかける言葉も練習しておくといいでしょう。たとえば、次のような言葉です。

「ぼくの名前は○○。きみの名前を教えてくれる?」
(まず自己紹介し、次に相手の名前を聞く)
「わたし理科が苦手なんだ。理科って難しいよね」
(自己開示によって親近感を持ってもらう)
「その靴かっこいいね。ぼくもそういうの欲しいな」
(相手をほめることで仲よくなる)
「音楽室がどこかよくわからないんで、一緒に行ってくれる?」
(頼み事をすることで距離を縮める)

●必要なことを先生に伝えられるようにするロールプレイ

中には、必要なことを先生に伝えられなくて困る子もいます。その場合は次のような言葉を練習します。

「トイレに行っていいですか?」「お腹が痛いのでトイレに行ってきます」「○○を忘れてしまいました」「○○を忘れたので貸してください」「体育館に筆箱を置いてきてしまったので、取りに行ってきていいですか?」「お腹がいっぱいなので残します」「お腹が痛いので残します」「気持ちが悪いので残します」

以上、ロールプレイについて紹介しました。つい最近、私の家の近くの飲食店で、新入社員たちが「いらっしゃいませ」「お待たせしました」「ありがとうございました」と声に出していう練習をしていました。これも一種のロールプレイです。大人でも練習が必要なのですから、子どもにおいてはなおさらです。

ぜひ、自分の意思を言葉で伝えられるように、実際の子どものニーズに合わせて、変化をつけながら練習してみてください。親が「『わたしも入れて』って、自分から言うんだよ」と口で言い聞かせるだけだとなかなか言えるようになりません。ロールプレイの中で実際にその言葉を口に出して言う練習をしておけば、本番で言いやすくなります。

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