新入社員が犯しがちな「同僚づきあい」のミス 同期と学生ノリ、独身お局社員に結婚ネタ…

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これらの失敗談のように、「お給料やボーナスの額」は、たとえ同期でも言わないほうがいいですね。1年目はお給料もボーナスも全員同じという会社がほとんどですが、2年目からは「査定」がプラスされます。月々のお給料やボーナスも変わってくるのです。だからこそ実力が評価されて頑張れるということなのですが、うかつに金額を話さないほうが賢明です。

相手が自分より金額が多かったとしても、少なかったとしても、お互いにギクシャクしてしまいます。少なかったほうはショックですよね。今までのような付き合いがしにくくなることもあります。こうした余計なストレスは、避けたほうがいいでしょう。

このように書くと「同期は友だちではないのだから一線を引かなくてはならない。表面的な関係にしておいたほうがよい」と思われるかもしれませんが、そういうことではありません。同期は同じ職場で働く「同志」のような存在。

悩んだときには支え合う存在だからこそ、節度をもって付き合っていきましょう。

女性の先輩と男性の先輩、接し方は変えたほうがいい?

当たり前のことですが、一緒に働く先輩は一人ひとり違う性格をもっています。でも、特に男性と女性では、わかりやすい違いがあるものです。

それぞれの特徴を押さえておくと、思わぬ失敗やミスを防ぐことができます。まずは、先輩OLが経験した失敗談を紹介しましょう。

女性の先輩から取引先の状況を教えてほしいと言われたので、男性の先輩にしていたように大まかな説明をしたところ、「取引に至った経緯は?」「トラブルはどういうことから起こったか?」とかなり詳細に聞かれました。(商社、30代)

まず、男性の先輩に何かを報告するときは、結論を最初に伝えるようにしましょう。

私たち女性は、ついつい出来事の経緯を起こった順に伝えようとします。すると最後まで話を聞かないと結論がわかりませんが、こうした話し方は男性には通じません。よかれと思って説明しているのにもかかわらず、聞いているほうはイライラしてしまうのです。

はじめに結論を話してから、要点を簡潔に説明することが大事。

こうした話し方は、男性の先輩に対してだけでなく、外国の方と仕事をするときにも役立ちます。

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平原 由紀子 WITH YU代表取締役

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ひらはら ゆきこ

関西学院大学卒業後、一般事務としてOLを経験。その後、老舗広告代理店に16年間勤務した後、2003年、業界最大手の電通と共同出資し、国内外有名ブランドをクライアントとした 広告代理店「株式会社ザ・ゴール」を設立。クライアントとコミュニケーションパートナーとして強固な信頼関係を築き、業界を代表する会社へと導く。2013年、創立10周年を機に退職。現在は、「株式会社WITH YU」を設立し、 ファッション業界を主とした企業のコンサルティングとアドバイスを行う。「手みやげコンシェルジュ」としても活動。著書に『できる人の会食術 仕事ごはん 部下ごはん』(CCC メディアハウス)。

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