新入社員が犯しがちな「同僚づきあい」のミス 同期と学生ノリ、独身お局社員に結婚ネタ…
また、男性の先輩は、「聞いていない」ことに反応します。何でもかんでも知りたいわけではないようですが、トラブルやほかの部署にかかわることなど、「これは伝えておいたほうがよいかも」と思うことは、伝えておくだけで丸く収まります。
時々、「男性の先輩がわかってくれない」という話も聞きますが、基本的に、男性は察しがよくない場合が多いのです。「言わなくてもわかってくれる」のではなく「言わないとわかってくれない」のです。意地悪でやってくれないわけではありません。
お願いしたいことなどは、わかってくれるのを待つのではなく、こちらから伝えるようにするとうまくいきます。
一方、女性の先輩の場合、男性よりも察しはよいかもしれないですが、細かい傾向があります。そのため、女性の先輩には、マメに報告するようにしたほうがよいでしょう。
冒頭の失敗例のように、資料を渡したり説明したりするときにも、入念に準備する必要があります。「少し不安だけど、まぁ大丈夫だろう」と適当にしたままにすると、必ずその点を突かれてしまいます。
女性の先輩を納得できるような準備ができるように、と訓練しておくと、わからないことを自分で確認するクセがつき、あなたの仕事力が高まるでしょう。
会社には人事異動がつきものです。男性の上司・先輩と一緒に仕事をしていた時は大丈夫だったことが、上司が女性に変わったら今までのようにいかなくなった――こうしたことはよくあります。もちろん、逆も同じです。男性と女性の傾向を知っておくと、仕事がやりやすいかもしれません。
年齢が離れた女性の先輩と、うまく付き合うコツは?
社会に出るまで家族や親戚以外で年齢が離れた女性に接することなどほとんどなかった、という方が多いのではないでしょうか。会社に入ると、いろいろな年代の女性がいるので少し緊張しますよね。同性なだけに、女性の先輩・上司と話すほうが緊張する、という方もいるでしょう。
ましてや何年も会社にいて、会社のことを知り尽くしている、いわゆる「お局さま」のような方には、恐くて近寄れないという方もいるかもしれません。「お局さま」というと、意地悪で社員をいじめる陰湿なイメージですが、実際はそんな人がたくさんいるわけではありません。会社に長く勤務しているベテランの女性のことを、そのように言うのだと思います。
「私には姉がいなかったので歳上の女性にどう接したらよいかわからず、いつも遠巻きに見ていました。でも私の同期のひとりはとてもフレンドリーに接していて、仕事で大変なときも助けてもらっていました。私は結局距離が開いたままでしたが、恐がらずにこちらから歩み寄り、いろいろ教えてもらえばよかった、と後から思いました」
こういった話を、うかがったことがあります。年齢の離れた女性を、「恐い」と思って気を使いすぎて、距離を空けてしまったら、相手も近寄りづらくなってしまいます。自分のことを恐がっている人にはなかなか歩み寄れません。
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