悪意のなかったうそを含めて、100%うそのない結婚などないかもしれません。しかし結婚前に絶対隠してはいけないことがあります。彼は結婚前にあなたに借金額を示し、返済計画を説明し、あなたに納得してもらう努力をするのが最低限の誠意でした。
「あなたと結婚したかったから隠した」は、立派な詐欺です。健全な結婚生活への計画や責任が皆無です。それがそのまま借金発覚後の彼の行動に出ているのですから、重症です。あなたは彼が横暴でないからと躊躇していますが別の意味で横暴で、彼と縁切りするのに何の自責の念もいりません。
借金を返済してから結婚するのが相手への誠意
借金が少額でも、きれいに返済してから結婚するのが結婚相手への誠意です。法的には問題がなくとも結婚した途端、伴侶を無責任な債務者の妻にするなど、一人前の大人のすることではありません。まして返済できない可能性が高く、いずれバレて道連れにするしかない多額な借金を隠して結婚するなど、あなたを大切に思っていたならできないことです。
誤解のないように申し添えますが、借金のある者は結婚するなと言っているのではありません。結婚前に作った借金を、結婚後、夫婦で返済するケースはいくらでもあります。それは夫婦の間に、愛情や信頼があるからできるのです。
ですから結婚前に彼に多額の借金があったこと自体を、大きな問題にしているのではありません。100歩譲って彼は、借金はあなたに秘密にしたまま解決するつもりだったかもしれません。それでも発覚した後の彼の行動は未熟で無責任すぎます。
離婚されないよう努力し、誠意を見せるべきときに、「忙しい」とか「嫌だ」「あいさつに行ける状態ではない」という理由で半年も、あなた方の元に一度も帰らないなんてことは、反省をしていないどころか、不誠実の極みです。障害のある幼な子とあなたへの愛情と責任感が見えません。
「離婚は嫌だが、拒否する資格がない」などと、どの口が言っているのかと問いたいです。この期に及んで資格を持ち出すなど、ボールをあなたに丸投げしていて、輪をかけて卑怯です。あわよくばあなたの優柔不断さに期待をかけ、またはどう行動すべきかの判断さえできない人が言っているのです。これが横暴でなくて、何が横暴ですか? こんな人に人生を預けることに、不安を感じませんか?
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