英紙「眞子さま・小室さんの結婚延期は謎だ」 前代未聞の「延期」をどう報じたか
延期が発表された2月6日、BBC(英国放送協会)のニュースサイトは、日本のメディア報道を基にして、眞子さま(26歳)が小室圭さん(26歳)との結婚を2020年まで延期すること、その理由は当初予定されていた秋の結婚式までに「充分な準備を行う時間的余裕がない」と眞子さまが宮内庁を通じて発表した文書で述べたことを伝えている。
2017年9月、婚約発表があった際にBBCが問題視していた点、つまり小室さんが一般人であり、小室さんと結婚することによって眞子さまが皇室を離脱することを今回も指摘した。過去数世紀にわたって女性の元首を迎えてきた英国だが、日本では皇室典範によって皇位を継承するのは男性のみという伝統があることを、英国民に思い出させる記事内容だ。
昨年12月以降、いくつかの週刊誌が小室さんの母親が金銭トラブルを起こしていたと報道してきたが、この問題と結婚延期とは関係ないと宮内庁が述べたことにも触れている。
延期の「謎」
保守系大衆紙デイリー・メールの読者には、英王室のファンが多く、日本の皇室への関心も高い。今回はAFP通信の記事を使い、「日本のプリンセスが、『準備が不十分』という理由で、学生時代の恋人との結婚を天皇陛下の退位後まで延期することをめぐる謎」という長い見出しで報じた。
日本のメディア報道をまとめた形になっているが、「準備が不十分」では説明がつかないことを示唆する書き方になっている。何しろ、眞子さまと小室さんは11月の結婚式に向けて、来月にも正式に婚約することになっていたからだ。
2016年に天皇陛下が退位の意思を明らかにして周囲を驚愕させたこと、こうした退位は過去200年で初の出来事であることを説明し、重大な儀式が予定されているがために結婚が延期されたらしいということは伝わってくるものの、延期決定の説明が必ずしも十分ではなく、「謎」が残るという記事となっている。
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