徳洲会、新たに「裏金」疑惑浮上

徳田虎雄氏は徹底抗戦の構えか

徳洲会グループの中核的な病院である湘南鎌倉総合病院。グループトップの徳田虎雄氏も治療を続けている

「誰のための医療法人なのか。このままでは徳洲会は崩壊する」――。日本最大の医療法人グループとして知られる徳洲会グループのある病院長は危機感をあらわにする。

徳洲会グループの創始者であり、医療法人徳洲会の理事長を務める徳田虎雄・元衆議院議員。その二男である徳田毅・衆議院議員(自民党・鹿児島2区)の公職選挙法違反(運動員買収)容疑で、徳洲会の東京本部と湘南鎌倉総合病院に、東京地検特捜部の強制捜査が入ったのは9月17日のこと。それからほぼ1週間が経った。

18日以降も、親族宅や関係会社、徳洲会グループのブロックごとの主要病院などに対する家宅捜索が続いた。虎雄氏は18日に、グループ各病院長宛てに「落ち着いて、隠ぺいせずに特捜部に協力するように」という趣旨を通知した。

しかし、グループ職員らの動揺は収まらないどころか、今後の医師、看護師、職員らの採用にも影響することは必至との見方が広がっており、一部の職員、医師らは退職する動きを見せ始めているという。徳洲会グループは創立後、最大の危機を迎えている。

虎雄氏は「検察と徹底的に争う」と激怒

そんなさなかの9月21日午後、徳洲会の中核的な病院である湘南鎌倉総合病院に複数の幹部が集まり、今後について話し合った。

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