徳洲会、新たに「裏金」疑惑浮上

徳田虎雄氏は徹底抗戦の構えか

通常は、毎週土曜日の午後に幹部会と称して常務理事以上の幹部らが集まっていたが、強制捜査の後だけに今回は開催を見送り、10名ほどで「密談」を行ったという。そこで、いわゆる徳田ファミリーに近い幹部からも、「体制の刷新と虎雄氏の理事長退任」などの意見が上がったようだ。

しかし、別室からその様子を見ていた虎雄氏がそこに現れて、「検察を訴える。徹底的に争う」と宣言。職員には給与を払っているのだから選挙違反にはならないとか、三井住友銀行は徳田だからカネを貸しているとか、一般職員には説明できないような内容についても、眼の動きにより文字盤を使って話していた。

虎雄氏は難病のALS(筋萎縮性側索硬化症) に罹患しており、直接、口で話すことはできないが、激怒したその表情は別人のようだったという。

さらに9月28日、29日の両日、幕張で開かれるはずだったグループの病院経営セミナーも開催しないことが決まった。

ある関係者によれば、同セミナーが開かれれば、全国から集まったグループの病院長らから今回の事件に関する説明を求められ、一般社団法人徳洲会の鈴木隆夫理事長ら幹部の責任を問われかねないことから、開催を見送ったとみられている。

特捜部の次のターゲットは「裏金」疑惑?

一方、「東京地検特捜部が今回の選挙違反だけで終わるとは思えない。ほかに何を狙っているのか」(全国紙司法担当記者)との疑惑が浮上している。そのひとつに挙げられているのが、「裏金」の存在である。

次ページ自浄能力ないと明日はない
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 日本野球の今そこにある危機
  • ブックス・レビュー
  • 野口悠紀雄「経済最前線の先を見る」
  • 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
「満足度No.1」は本当か<br>英語コーチング広告で紛糾

近年急拡大し伸び盛りの英語コーチング業界が広告・宣伝のあり方をめぐって真っ二つに割れています。大手プログリットの広告に対し、同業他社が猛反発。根拠薄弱な宣伝文句が飛び交う、ネット広告の構造問題に迫ります。

東洋経済education×ICT