ジョンいわく、mangoは「sを付けても付けなくてもまったく変じゃない」とのこと。grapefruitは「自分は付けないけど、誰かがsを付けて言っても『おかしい』とは思わない」とのことでした。
○ I like grapefruit. (グレープフルーツが好きです)
△ I like grapefruits. (グレープフルーツが好きです)
近くにいたジョージにも聞いてみたら、同意見でしたが、「grapefruitsと言うと、丸ごと食べている感じがする」と、やっぱりmelonsの印象と同じですね。だからといって、リンゴだっていつも丸ごと食べる人ばかりではないと思いますが、小さい果物は実際に「丸ごと食べるか、食べないか」は意識せずに複数形を使うのでご心配なく。
フレーバーの話のときは?
逆に、本来複数で言うべき果物を不可算名詞にすると、ニュアンスが変わってフレーバーの話に聞こえます。
I like grape. (グレープ風味が好きです)
Do you have blueberry? (ブルーベリー味はありますか?)
Do you have mango? (マンゴ―風味はありますか?)
ぜひ覚えておいて、ジュースやキャンディ、ガムなどのフレーバーの話のときには、その果物のサイズにかかわらず不可算名詞にしましょう。
よほど珍しかったのか、ウォーミングアップの最中、ずっとザクロを握りしめていたタロウさん。ハナコさんがくれたザクロは2つあったので、「研修のあとで、1つタロウさんにも食べさせてあげよう」と提案すると、ハナコさんも「先生がよければぜひ」と言ってくれました。
研修が終わるやいなや、心待ちにしていたタロウさん I want to see the inside of the pomegranate!(ザクロの中身見てみたい)と筆者のもとにやってきました。ザクロを渡すと、うれしそうに席に戻って、どうやってむこうかと迷っています。ハナコさんが「包丁がないから、上の部分から手でむくしかないよ」と言うと、Okay!(了解!)と言ってむき始めたのですが、なかなかうまくいかずに苦戦。ようやく実が出てきて、数粒食べてから「労力に見合わない!」と文句を言っていました。
ほかのクラスメートも一緒につまみ始めたのですが、気づいたらみんなザクロの赤い汁がスーツに飛び散って、細かい水玉模様のようになっていました。
We’ve learned you’d better not eat pomegranates at work. (職場でザクロを食べるととんでもないことになるということがわかりました)
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