女性にモテる「横から目線」の話し方 「上から目線」の罠から脱却せよ

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 世の男は30代半ばあたりから、肉体的、外見的な衰えを感じ始めることが多い。ただ、「もう老いるばかり」とあきらめるのは間違いだ。服装、髪型、話し方、仕事や生活のスタイルなどを気づかうことによって、若さを演出することは十分できる。この連載では、IBM出身の恋愛コンサルタントである青木一郎氏が、頑張らずに若さを保つためのテクニックを、分野別に紹介する。
銀座のクラブに行って自慢話をするのが、いただけない男性の特徴(写真:ロイター/アフロ)

女性から圧倒的に嫌われるコミュニケーションスタイルがあります。それは、「上から目線」です。たとえば、結婚相談所で女性から最も嫌われるのが、「上から目線の中高年男性」だそうです。

こういう人は「ちょっと、君。おたくの業績どうなの?」とか、「こんな高いカネとって、何をしてくれるのかね?」といった具合に、上から目線で命令口調なのが特長で、相談員の女性がアドバイスしてもまったく聞く耳を持たないそうです。

さらに、紹介された女性とのデートでは「相手を強引に連れ回したうえ」で、「一方的に、過去の仕事の自慢話に終始」するから困ったものです。

当然、断られるわけですが、本人には自覚がないため、「なんで断られるんだ!」と相談員に怒鳴り込み、会社の部下の女性やホステスさんを引き合いに出して、「あいつらは俺の話をうれしそうに聞くのに、なんだ、おたくの会員は!」と他責にする始末なのだそうです。

仕事で成功する人の会話

私はこの話を聞いたとき「それじゃあ、裸の王様でしょう……」と、思わず、つぶやきシローしてしまいました。

結局、上から目線の人は“お上意識”が強すぎて、婚活や恋愛において「自分は相手から選ばれる存在だ」という意識がすっぽり抜け落ちているのでしょう。そして、こうした人たちは仕事場では、それなりの地位があってバシバシ上から命令していればよかったのでしょうが、その影で何人もの人がイヤな思いをして傷ついていたのだと思います。人様の気持ちを推し量ることをしなかったツケが回り回ってここへきた、ということでしょう。上から目線はNGです。

ということで、今回のテーマは「上から目線」です。職場で人の上に立つ役職に就いたり、年を重ねたりすると、知らず知らずのうちに人は「上から目線」になりがち。だから、コミュニケーションのアンチエイジングということで(?)、この「上から目線」の対処法を、女子サッカー「なでしこジャパン」の佐々木監督をお手本にして、女性に好感され、仕事でも成功する人(=役員に上り詰める人)に共通する会話のスタンスについてお伝えしたいと思います。

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