高視聴率をキープしながら、9月30日に最終回を迎えたNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『ひよっこ』(NHK総合/月~土、午前8時)。私が9月度の最優秀エンタメコンテンツ、いわば私なりに選ぶ「月間エンタメ大賞」としたいのは、この作品だ。
平均視聴率が20%を超えた「ひよっこ」
2017年4月3日~9月30日に放映され、平均視聴率20.4%(関東地区、以下同)、最終回視聴率は21.4%だった。正直、「大ヒットコンテンツ」とは言えないものの、初回の平均視聴率が19.5%であり、『純と愛』(2012年)以来の20%割れスタートだったことを思い返すと、かなり健闘したと見る。
私自身の個人的「朝ドラベスト3」は、1位『カーネーション』(2011)、2位『あまちゃん』(2013)、3位『ちりとてちん』(2007)。
『ひよっこ』は、さすがにこの盤石なベスト3に食い込むには至らなかったが、それでも、続く4位の座を、『ごちそうさん』(2013)や『てるてる家族』(2003)あたりと争いそうだ(私は大阪出身なので、NHK大阪制作作品に点が甘い)。
そんな私が見た、『ひよっこ』ヒットの要因を、3点ほど挙げてみる。
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