ディーン・フジオカがブレイクした真の理由 実は女性より「男がホレる男」だった
「今、最も勢いのある芸能人」といえば、文句なしでディーン・フジオカさん。朝ドラ『あさが来た』(NHK)で演じた五代友厚が亡くなると「五代様ロス」なる言葉を生み出し、さらに『ダメな私に恋してください』(TBS系)では一転して“ドSのメガネ男子”を好演し、ともに視聴率アップの原動力になっています。
その人気はドラマに留まらず、『ぴったんこカンカン』『金曜日のスマイルたちへ』『櫻井有吉のアブナイ夜会』『A-Studio』(TBS系)、『あさイチ』(NHK)、『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系)などのバラエティー番組にメインゲストで出演。いずれも通常放送より視聴率が上がるなど、注目度の高さは際立っています。
私のもとにも各メディアからディーンさんに関するコメント依頼が多数あり、その大半は「なぜ女性から人気なのか?」というものでした。しかし、私が本当に言いたいのは、ディーンさんは「現代のビジネスマンに求められる多くのパーソナリティーを併せ持っている」ということ。“女性向けの王子様”“さわやかなイケメン”と思われがちですが、決してそうではなく、“男がホレる男”“骨太で一筋縄ではいかない男”なのです。
批判を一身に背負う覚悟と責任
ディーンさんの経歴を振り返りましょう。福島県で生まれ、高校卒業後に「ITを学ぶため」シアトルの大学へ留学。卒業後もアメリカで働くつもりでしたが、9.11同時多発テロの影響でビザ取得が困難になってしまいます。そこでディーンさんは、アジアに目を向けて各国を旅し、たどり着いた香港でモデルとしてデビュー。その後、台湾やインドネシアに渡って俳優やアーティストとして活動し、“逆輸入”の形で日本の芸能界に進出、さらにアメリカのドラマにも出演したのち、朝ドラで大ブレイクを果たしました。
特筆すべきは、その行動力と機動力。18歳でアメリカの大学へ進学、アジア各国でのデビュー、満を持しての日本凱旋、アメリカ再進出など、「あえてホームグラウンドを持たず、やるべき仕事のある場所へ行く」というスタンスは、ビジネスマンに求められるグローバル性と重なるものがあります。
その結果、ディーンさんは日本語、英語、中国語、バハサインドネシア語の4カ国語が話せるようになりましたし、「『アメリカでの就労が困難になった』ピンチを『アジアに目を向けて』チャンスに変えた」柔軟性と着眼点の素晴らしさも光ります。
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