解散総選挙後に予想される「4つのシナリオ」 「北朝鮮リスク」が急速に高まるのは12月か

✎ 1〜 ✎ 176 ✎ 177 ✎ 178 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

週末は秋のG1初戦、スプリンターズステークス(10月1日、中山競馬場11R、芝1200m)が行われる。このレース、人気薄が3着内に飛び込んで、馬券を握りしめたファンがゴール前で茫然、ということがめずらしくない。

となれば3連単か3連複で、高額配当を狙いたくなるのが人情というもの。今年も有力馬が多くて難解この上ないレースとなっている。

1番人気は昨年の覇者レッドファルクス。このレースは例年、1番人気はそこそこ堅い。ただし過去に連覇したことがあるのは、あの「世界のロォ~~ドカナロア!」(正式名はロードカナロア、ラジオ日経の小林雅巳アナウンサーの実況で有名)だけというのが気にかかる。4~5歳馬が勝つことが多いレースなので、6歳馬となったレッドファルクスは一段評価を下げることにしたい。

スプリンターズSは4歳馬セイウンコウセイを狙い目に

そこで狙い目とするのは4歳馬のセイウンコウセイだ。高松宮記念を勝っており、春秋のスプリントG1制覇が懸っている。500キロ前後と、馬体が大きいのもこのレースには良い傾向だ。2枠3番という絶好枠を引いて、鞍上の幸英明騎手も「よっしゃあ!」と思っているはずだ。

当日は上記2頭のいずれかを軸に、3連複で薄めに流す作戦で臨みたい。このレースは牝馬が侮りがたいので、相手には高松宮記念2着のレッツゴードンキ、4連勝中のダイアナヘイロー、中山の1200mで2勝を挙げているワンスインナムーンを指名しておこう。

そして週末の同日にはフランスで凱旋門賞も行われる。日本から参戦しているサトノダイヤモンドはあんまり調子が良くなさそうだが、ここは力を入れずに静かに見守ることにしたい。日本競馬界にとって世界の頂点は、もうそれほど遠いところにはないのだから。

かんべえ(吉崎 達彦) 双日総合研究所チーフエコノミスト

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

Kanbee

吉崎達彦/1960年富山県生まれ。双日総合研究所チーフエコノミスト。かんべえの名前で親しまれるエコノミストで、米国などを中心とする国際問題研究家でもある。一橋大学卒業後、日商岩井入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員や、経済同友会代表幹事秘書・調査役などを経て2004年から現職。日銀第28代総裁の速水優氏の懐刀だったことは知る人ぞ知る事実。エコノミストとして活躍するかたわら、テレビ、ラジオのコメンテーターとしてわかりやすい解説には定評がある。また同氏のブログ「溜池通信」は連載500回を超え、米国や国際政治ウォッチャー、株式ストラテジストなども注目する人気サイト。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『アメリカの論理』(新潮新書)など多数。競馬での馬券戦略は、大枚をはたかず、本命から中穴を狙うのが基本。的中率はなかなかのもの。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事