もう1つ、私がおもしろいと感じたのが「キモノでジャック」というコミュニティです。和装文化を盛り上げて地域振興に貢献しながら、共通の趣味をもった友達作りの場を提供するという目的で、街を着物姿の参加者で埋め尽くす(ジャックする)イベントを主催しています。
わずか11名の着物好きが京都ではじめたのですが、Facebookでの発信が共感を呼び、今では全国29カ所、そしてアメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、オーストラリアなど全世界31カ所に“支部”を展開するまでに成長し、毎週世界のどこかで「キモノでジャック」のイベントが開催されているそうです。
バーチャルならではの拡散力で日本の一都市から世界にまでポジティブな影響が広がった、大変興味深い事例だと思っています。
ロードマップで取り組むべきことを定義
では、私たちがコミュニティを支援するために、具体的に何をするのか。人と人のつながりにはさまざまな枠組みがあり、1人の人間の中にもたくさんのニーズが混在しています。
当然、1つの施策や1つのプラットフォームでカバーできるものではないので、3年、5年、10年という期間に分けたロードマップで取り組むべきことを定義しています。
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