フェイスブック、エグすぎ「強敵対策」の全貌 今度はカメラでスナップチャットを追い込む
4月18日の基調講演に立った創業者でCEO(最高経営責任者)のマーク・ザッカーバーグ氏は、例年見せている10年ロードマップの3年目であるとし、2つの注力するポイントについて説明した。
1つ目はコミュニティづくり。そして2つ目は拡張現実(AR)だ。注目すべきはARへの取り組みだ。
フェイスブックも「AR」に参戦
フェイスブックは、仮想現実(VR)技術やゴーグル製品を開発しているOculus(オキュラス)を買収してVRゲームのプラットフォームを整備、同時にフェイスブックプラットフォームに360度写真やビデオ、ライブ配信を統合してきた。この動きには、世界最大のモバイルデバイスプラットフォーム「アンドロイド」を擁するグーグルも追随しており、DaydreamというVRのブランドを立てている。
グーグルと覇を競うもうひとつのモバイルプラットホームであるアップルは、ティム・クックCEOがVRではなくARについて興味を持っていることを強調するなど、対立軸を明確にしてきた。
しかしここに来て、フェイスブックがARに対する取り組みを明言したことで、グーグルとはVR、アップルとはARで競合していくことになる。そこに込められた戦略とは何なのだろうか。
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