実はこれ、名詞と動詞が同じ綴りの単語の多くに当てはまる、「名詞は前、動詞は後ろ」にアクセントを置くという法則のことなんです。例を見てみましょう。ほかにもたくさんありますが、今回はよく使う単語だけを挙げてみますね。声に出して読んでみて、自分が「名前動後」を実践できているかチェックしてみてください。
チェックしてみよう!「名前動後」の単語
名詞 (前にアクセント) | 動詞 (後ろにアクセント) |
---|---|
cónduct /ˡkɑndʌkt/ 行為 |
condúct /kənˡdʌkt/ ~を行う |
décrease /ˡdikris/ 減少 |
decréase /dɪˡkris/ 減少する |
ímport /ˡɪmpɔɚt/ 輸入品 |
impórt /ɪmˡpɔɚt/ ~を輸入する |
ínsult /ˡɪnsʌlt/ 侮辱 |
insúlt /ɪnˡsʌlt/ ~を侮辱する |
óbject /ˡɑbʤekt/ 物 |
objéct /əbˡʤekt/ 反対する |
pérmit /ˡpɚmɪt/ 許可証 |
permít /pɚˡmɪt/ ~に許可する |
présent /ˡpreznt/ 贈り物 |
presént /priˡzent/ ~を口頭発表する |
prótest /ˡproʊtest/ 抗議 |
protést /prəˡtest/ 抗議する |
réfill /ˡrifɪl/ おかわり・詰め替え品 |
refíll /riˡfɪl/ ~を詰め替える |
suspect /ˡsʌspekt/ 容疑者 |
suspéct /səsˡpekt/ ~を怪しいと思う |
受験が終わってしまったら、もう必要のない知識として埋もれさせていませんか? どちらも同じアクセントで使っていたという方は、これを機に修正していきましょう。英語を話すときに「名前動後」を意識できたら、皆さんの英語の発音がグッと通じやすくなります。受験英語にだって、実践で役立つ知識がいっぱい詰まっているんです!
そして、タロウさんの使ったrecordという単語も、これらの単語同様に「名前動後」で、次のようになるのです。
名詞 (前にアクセント) | 動詞 (後ろにアクセント) |
---|---|
récord /ˡrekɚd/ 記録・レコード |
recórd /rɪˡkɔɚd/ ~を記録する |
ところがタロウさんは、名詞のrecord(記録)という単語を、動詞のアクセントの位置で言ってしまったのです。
よくある発音の間違いなのですが、アクセントの間違いはネーティブに通じない可能性が高いので注意が必要です。
日本語では、懐かしの「ドーナツ盤」や「LP盤」は名詞であっても「レコード」と言いますので、英語でもなんとなく後ろを強く言ってしまいがちですが、英語では名詞は「レクッドゥ」のように前が強くなると覚えておきましょう。
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