女性上司に嫌われている、とぼやく男性が書く「3」は、ほとんど画像の男性のパターンです。自分から見て「3」と書く。本人からは正しく見えますが、対面する相手には左右逆になって「3」に見えない。
女性上司から評価される人の「3」は左側の女性パターン。相手の目線で「3」を書く。自分から見ると文字が左右逆で書きにくいのですが、相手には正しく「3」と伝わります。自分目線で考えるか相手目線で考えるか、「思考の癖」が分かるテストです。
どちらがいい、悪いという話ではないのですが、こと仕事に限っては相手に喜ばれる価値を生み出し提供するもの。「相手目線思考癖」の持ち主が有利です。特に女性は、相手に喜ばれるかどうかを重視します。すると、「自分目線思考癖」の人に仕事を任せるのが不安になり、結果としてお願いする仕事の量も重要度も低下してしまうんです。
ボクも以前、会社で一大業務改革プロジェクトが立ち上がった時、当時の女性上司にメンバーとして選んでもらえなかった経験があります。能力的に、「絶対自分が選ばれるはず」と思っていたボクは、「フン、オレはどうせ嫌われてるのサ」とひがんでいました。ただ、後日なぜ自分を選ばなかったのかを女性上司に聞いてみると、こんな風に言われました。
「頭はいいけど、相手の立場でものを考えないでしょ」
「キミは、頭はいいけど相手の立場でものを考えないでしょ。あのプロジェクトは、全社員に分かるように説明して、理解し納得してもらうことがダイジだった。キミだと、周りが理解できずについてこないんじゃないかって、不安だったんだよね」
単にキライだからじゃなかったんだ・・・・・・ボクは「構ってくれない」とひがむ子どもと同じだったのだ、と気づき、恥ずかしく思った瞬間です。
女性上司による部下の評価軸は、人格、価値観、能力よりも、自分目線か相手目線か「思考の癖」の優先度が圧倒的に高い。ちなみにこれは女性に限ったことではなく、デキる上司ほどこれを重視しているようです。
自分目線か、相手目線かの「思考の癖」によって、仕事へのアプローチはまったく違ってきます。優れた仕事は「問題解決」型であると言われますが、そのためには次の3ステップを踏む必要があります。
1. 課題:解決すべき課題を特定し、ゴールを設定する。
2. 仮説:こうしたら課題は解消するのでは?という仮説を立てる。
3. 検証:仮説通りにやったら課題が解消するか、検証と実行をする。
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