残りのふたつも、日常会話でよく登場する表現です。First things first.は、誰かが優先順位を間違えているときに指摘したり、やりたいことがあるけれど先に済ませないといけないことがあるときに言ったりするイメージです。
Enough is enough.は訳のとおり、怒っている感じで使いましょう。相手がしつこく何かを言ってくるときに「もうたくさんだ!」というニュアンスです。
次に4~5語くらいの長さの表現も紹介します。こちらも覚えられそうな方は、ぜひ覚えておくと便利ですよ!
It is what it is. (そういうもんだよ)
Like father, like son. (この親にしてこの子あり)
What goes around comes around. (因果応報)
All is well that ends well.(終わりよければすべてよし)
訳を見れば、だいたいニュアンスがつかめると思います。日本語と同じような意味で使うものばかりです。ちょっとわかりづらそうなのは、It is what it is.くらいでしょうか。この表現は、どうにもならないような現実に直面したときに「仕方ないよ」という感じで使います。That’s life.(人生なんてそんなもの)とちょっと似たような表現です。
中身が大事
最後にちょっと長めな表現も紹介しましょう。今後どこかで目や耳にしたときに、思い出せるといいと思います。ひとつ目は
です。以前にオバマ前大統領が使ってちょっと話題になりました。ほかの政治家もよく使う表現で、確かヒラリー・クリントンさんも言っていた気がします。これは「表面だけ着飾ったり取りつくろったりしても、中身は変わらずに醜い」という意味で使います。この表現から派生して、lipstick on a pigの部分だけを「意味のない取りつくろい」という意味で使うこともあります。
この表現は人を「ブタ呼ばわり」したと論争を生むような表現ですので、使用するときには気をつけてください。とても攻撃的な印象になってしまいます。
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