これらの表現は、直接的に体の状態を描写するときだけでなく、比喩的に次のような意味で使用することもあります。
face to face (よくないことに)直面して
back to back 連続して
こちらも例文を見てみましょう。
(自由と責任は相伴うものだ)
We came face to face with a bear at an outside hot spring bath.
(私たちは温泉の露天風呂でクマに遭遇した)
This afternoon, I have to attend two different meetings back to back.
(今日の午後は、立て続けにふたつのミーティングに出席しないといけないんです)
この比喩的な用法までマスターできたら、上級者の仲間入りです。もともとの意味と一緒に関連付けて、こちらの意味も覚えてしまうのがお勧めです。
3~5語ですぐに使える表現
体の一部を含んだ表現のほかにも、3語だけでサッと使えそうなものがありますので、手始めにふたつ覚えてみませんか。
time after time 何度も何度も
all in allは何かの感想を述べるときなどによく使います。「いろいろな要素を考えてまとめると、『全体的に~だったよね』」というようなニュアンスです。time after timeと聞くと、筆者はまずシンディ・ローパーの歌を思い出してしまいますが、若い方はご存じでしょうか……。これは文字どおり「何度も」という意味です。time and time againなんて言い方もします。
(まあ全体的に、プレゼンテーションはとても有益な内容で役に立ちました)
The salesperson kept calling me time after time.
(その営業担当者は、私に何度も何度も電話をしてきた)
このほかに、決まり文句やことわざのような表現もあります。よく使うものばかりなので、これも覚えて使ってみてください。まずは3語のものから見てみましょう。
First things first. (まず、初めにやるベきことから)
Enough is enough. (もういい加減にしろ)
Never say neverはいろいろなアーティストの歌のタイトルになっていますね。「あきらめるな!」という感じでneverを重ねて言っています。Never say ~ で「決して~と言うな」という意味で、そこにneverが入って「決してnever(絶対にない)と言うな」という意味になります。
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