30代以降に始めても英語が話せる人の勉強法 各年代にあったベストな学習法とは?
この大型連休中に海外を訪れ、英語力をもっとアップしたい! と感じた人も多いのではないでしょうか。かくいう私も、かつては英語はさっぱりでした。QQ便というバイク便会社を経営していた私が、ひょんなことから英語に興味を持ったのは40歳のとき。そこから、10カ月猛特訓をし、今ではフィリピンのセブ島で、QQEnglishという英会話学校を経営するほどになったのです。
世界の人とビジネスをし、また、多くの生徒さんから話を聞く中で私が感じるのは、年代別に必要な英語は微妙に異なるということ。そこで、前回は英語学習を続けるコツと、20代向けの学習法について書きましたが、今回は30代、40代、そして50代以降向けの勉強法を紹介したいと思います。
30代は仕事で使える英語にフォーカス
前回も書きましたが、日本人が英語を習得するのにかかる時間は約2200時間。日本人の場合、中・高で1000時間くらいは学習しているので、ざっくりあと1000時間くらい英語を学習することを目標にするといいと思います。
そして、この1000時間を、365日で割ると約164分。つまり、1日に2時間44分勉強すればいいわけです。ただ、1日に2時間44分というと、ちょっと細かい印象なので、私がみなさんに提案したいのは、1日「2時間」の自主学習と、「25分」のオンライン英会話を組み合わせた英語学習プラン。さらに、「1年間に1000時間」を達成するために、週末は3~4時間確保して、平日の不足分を補っていきます。
この「2時間25分」ですが、理想は「朝・出勤前の1時間」「夜・就寝前の1時間」そして、「出勤、あるいは帰宅後の25分(オンライン英会話)」です。
さて、20代にはTOEICに重点を置いた学習法が向いていると書きましたが、30代は、TOEICのスコアより、仕事の内容で勝負する年代です。なので、英語の学習でも、自分の実際の仕事で使える英語にフォーカスしていきましょう。具体的には、実践的なセンテンスを丸ごとインプットし、それを仕事や生活の中で使っていくのです。
私は30代のとき、イタリア製のバイクを輸入するビジネスを始めました。当時はほぼ英語力ゼロ。でも、取引先とは英語でやり取りするしかありません。そこで、イタリアに出張する際には、必要になる英語を事前にイメージして、英会話のテキストなどでそうしたフレーズを探して丸暗記をしたものです。
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