30代以降に始めても英語が話せる人の勉強法 各年代にあったベストな学習法とは?
もちろん、ビジネスではそれだけの英語では対応できないこともしばしば。その場合、その場での返事は保留し、後からメールで答えていました。ただ、この経験から学んだことは、ビジネスの現場では、たとえ流暢に英語が話せなくても、伝えたいポイントを英語でくり返すことで信頼を得られる、ということ。だからこそ、幅広く英語を学習するより、「自分の仕事」にフォーカスするほうが重要だと私は考えるのです。
≪出社前の1時間≫文法力アップ
◆おすすめテキスト◆
『イメージでわかる表現英文法』(田中茂範、弓桁太平・著 神山きの・イラスト/学研プラス)
これは、私が40歳で英語を勉強し直した際に使ったテキストでもあります。ビジュアルで解説してくれるので直感的に理解でき、また、「話すため」「書くため」の文法が学べる実践的な内容になっています。
◆使い方のコツ◆
掲載されている例文をすべて丸暗記します。そうすることで、自分の中に英語のフレーズを増やしていけると同時に、英文法のルールも体で覚えていけます。
「シャドーイング」を組み合わせる
≪帰宅後or出社前の25分≫オンライン英会話
基本的には、自分の受けたいカリキュラムを受講し、ときどき、先生に「シャドーイング訓練」に付き合ってもらうのがいいでしょう。シャドーイングとは、英語の音声を聞いたそばから、それをまねる訓練。最初はテキストを見てもOKですが、最終的にはテキストを見ずにまねできるレベルを目指します。使うテキストは、平易な内容のトピックで、150~200単語の文章がおすすめ。
≪就寝直前1時間≫語彙力アップ
◆おすすめテキスト◆
『速読英単語1 必修編 [改訂第6版] 』(風早寛・著/Z会)
ストーリーの中で単語を覚えるつくりになっていて、読解力と語彙力が一緒に鍛えられるテキストです。しかも、その文章が面白く飽きないので、おすすめです。
◆使い方のコツ◆
これも、単語だけではなく「例文」ごと覚えていきます。30代は20代に比べて記憶力も衰えてきます。でも、30回、40回とくり返し暗記すれば、必ず記憶に定着させることができます。あきらめないことが肝心! 別売りのCDも必ず購入し、音声と一緒に音読する、ということもやっていきましょう。そうすることで、リスニング力が鍛えられますし、記憶への定着も強化できます。
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