イギリス難病乳児の命は、誰の手にあるのか

SNS論争が世界で過熱

チャーリーちゃんの両親は、息子への支援を募るため、ユーチューブやフェイスブック、インスタグラムといったソーシャルメディアを駆使して頻繁に最新状況を更新。

母親が開設したクラウドファンディングのサイトは、130万ポンド(約1億9000万円)を超える寄付を集めた。

怒りをぶつけるコメントも

チャーリーちゃん家族のフェイスブックページには数多くのコメントが寄せられ、その多くは家族への支援を表明するものだった。だがその一方で、判事や病院、両親にまで怒りをぶつけるコメントも見られた。

「この小さな男の子は回復するチャンスがあったはずだ。だが、長いこと手が打たれなかったばかりに、もう手遅れになってしまった。判事は自分を恥じるべきだ。もし立場が逆で、自分自身の子どもに降りかかったことなら、結果はどうなっただろう」と、フェイスブックのあるユーザーはコメント。

また、別のユーザーは「両親が子どもの死を受け入れられず、苦痛を長引かせたのは悲しいことだ」と書いている。

「実験的な治療を受けるのを許可しないなんて、病院と英国に対する怒りを抑えることは、まったくもって無理な話だ。病院にはうんざりだ」との投稿も見られた。

世界的に有名なこの小児病院は、医師や看護師ら職員に対して殺害予告や嫌がらせが数多く届いていることを明らかにした。

チャーリーちゃんの両親は、病院への嫌がらせを非難する一方、自分たちも、法廷闘争に反対する人たちからさまざまな暴言を受けていると語った。

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