イギリス難病乳児の命は、誰の手にあるのか SNS論争が世界で過熱

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英国以外で、特にこの裁判が大きな注目を集めているのは米国で、政治家や反中絶団体が飛びついている。

共和党議員2人は、米国で治療を受けられるよう手続きを迅速化するため、チャーリーちゃんに永住権を与える法案を提出した。

「生かすべき命を選択するという究極の権限を医師や当局が手にしたときにもたらされるリスクを、米英両国に思い知らせる必要がある」との声明を、ブラッド・ウェンストラップ、トレント・フランクス両議員は25日発表した。

「思いやりのかけらもなかった」

反中絶を唱えるキリスト教防衛同盟の責任者、パトリック・マホニー師は今月、チャーリーちゃんを見舞い、両親を支援するためロンドンを訪れた。病院は「思いやりのかけらもなかった」と同師は言う。

英オックスフォードシャーを拠点にするソーシャルメディア・コンサルタントのポール・サットン氏は、この問題に関するソーシャルメディアの注目度は「爆発的」だと表現する。

「これは極めて感情的で、誰もが心を揺さぶられる問題だ」と同氏は指摘。「ソーシャルメディアがこの問題をより多くの人に、とりわけ世界中の人々に知らしめる上で大きな役割を果たしたことは間違いない。感情的な反響を集め、それがまたソーシャルメディアの活動をさらに駆り立てている」と語った。

(Cassandra Garrison記者 翻訳:伊藤典子 編集:下郡美紀)

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