たとえば13時間のフライトの後に、ただホテルにとどまりたいとは思わないでしょう。やはり外を回りたい。お客様にとって、ホテルは旅行の一部分であり、いろいろな体験を手助けする役回りです。母国へお帰りになったときに、そうした体験を写真で見せるときに、シャングリ・ラが手助けになっていたいのです。
――ホテルの立地が東京駅の目の前であることも大きいのでしょうね。
もちろん、そうです。日本全体への入り口ですから。やはりお客様が何を求められているかが大切です。ある国や地域からいらっしゃる方は秋葉原へ行きたがる、といった特性を理解することです。
箱根や京都のホテルと提携することによってWin-Winの関係を築けると思っています。彼らと競合しているとは思っていません。
地方ホテルを紹介するのと同じように、ホテル内のレストラン以外にも東京にはおいしいレストランもたくさんありますので、お客様の外食のためにお勧めしたり、予約もお手伝いしています。
「ライト・ピープル」の社員採用が肝心
――シャングリ・ラのブランド・コンセプトについて教えてください。
私どものホテルの哲学として、ホスピタリティ、心からのおもてなしが大切だと考えています。それはお客様に対しても、私たちの同僚に対しても同様に大事な哲学です。自然な気持ちで心からのおもてなしをする、家族のように接する、というのがメインの考え方です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら