これは一例ですが、ハッシュタグ検索で重要なのは、検索結果の画像たちの中で目立つこと。ほかとは違うものにすることなのです。
「知名度」よりも「信頼度」
「信頼度」の高い情報発信者が商品をハッシュタグをつけて紹介し、「意識の高い購買意欲のある人」がそれを検索する。このハッシュタグの特性を利用して、最近ではタレント、インフルエンサーなどにInstagramで紹介してもらい、商品の宣伝、PRするビジネススタイルも一般的になってきました。
しかし、私はここで1つ提唱したいのです!
このような「ハッシュタグビジネス」について、4年間、毎日何時間もインスタを見ているヘビーユーザーとして、ひとこと言わせてください。
最近のやり方は、もったいないと!
こうした仕事の依頼は、私にも1日に何件も来ます。私の情報発信力を信頼してお仕事を依頼してくださるのですから、とてもうれしいことです。しかし、私のアカウントの信頼度を下げないよう、むしろ上げるような取り組みをこちらからもご提案させていただき、それができないときはお断りさせてもらっています。絶対にゆずれないことはPR案件だからといって、絶対にうそは書かない、ということ。
これはまったくもって「わがまま」ではなく、「ブランディング」なのです。
なぜ私がお断りさせてもらっているのか。やはり「信頼度」を大事にしているからです。
「信頼度」がなくなると、そのアカウントは影響力もなくなります。信頼度が高いからこそ見られている「見るべき情報」なのに、それがなくなってしまえば見なくなるのは当たり前です。
最近よく見かける商品PRの内容はだいたい同じです。顔の横に商品を持った写真をアップし、「とってもよかった~!」というコメントと、ハッシュタグは「#商品名 #今だけ○○円」。企業に指定されたであろうコメントに、ハッシュタグ。正直、もったいないのです。
「知名度」よりも「信頼度」が大切なのに、信頼度を下げている。そのハッシュタグを検索すれば、多くの同じような写真が出てくる。開けば、同じような文章。コピペ。
それでは、アカウントの信頼度も、商品の信頼度も下がります。知名度は上がるかもしれませんが、購買層に響くかと言われたら、そんなことはないのです。あまりにそのやり方が増えすぎてしまったからです。
私たちインスタを使っている側からしたら、商品とかわいい顔の写真も大事だけど、ほしいのはその「情報」「リアルさ」なんです。
ですので、こういったPRをするときは、実感をリアルに口コミとして伝えるために、インフルエンサー側ももっと情報とリアルさを出すべきなのです。そうしたほうがお互いにとって良いのです。