「発信力がある」というのは、「フォロワーの多さ」だけでははかれません。大事なのは、「信頼度が高いかどうか」。「愛されているかどうか」です。
信頼度の高い、愛されているアカウントかどうかは、それは、「コメント数」の多さやフォロワー数と「いいね!」数の比率でわかります。フォロワーは多いのに、コメントや「いいね!」が少ない。これはあまり影響力のあるアカウントとは言えません。
文字数は多ければ多いほどいい
では、信頼度をあげるために、私がやっていることとは?
それは「文字数を多く書く」ことです。インスタは写真中心のメディアで、文字を書くものではないと思っている人も多いかもしれません。でも、文字は大切な要素です。「なぜこれがいいのか」「なぜ好きなのか」ということをきちんと伝える口コミのパワーは、ここにあるからです。
私がコスメについて紹介するときは、恐ろしく長文です。Twitterと違い、インスタはキャプションの文字数が2200字と長文に対応できるので、その商品の魅力をできるだけ詳細に書いています。どんなお店で売っているかから始まり、色味、つけ心地、香り、私が気に入っているポイント、メークのワンポイントアドバイス……などなど。読んだ人が手元にあるかのように想像できるように書いています。
最近、投稿したコスメレビューの文字数を試しに数えてみたところ、なんと870字を超えていました。これはインスタの中でもかなり長いほうだと思います。
でも、こうした長文の投稿にこそ、たくさんの「いいね」がつき、「私もこの商品が欲しい」というコメントが来るのです。
逆に、文字数が少なかった例もご紹介しておきます。たとえば、シャンプーについて紹介した投稿。
シャンプーは文章で使用感を伝えるのがどうしても難しく、ブランド名と香りについての感想のみ、という短文での投稿になってしまいました。こちらの文字数はたった43文字。すると、やはりほかの投稿に比べて「いいね」もコメントも極端に少なくなってしまったのです。これは私の中での失敗例です。
それ以来、写真と文章で伝わりにくいものは投稿しないことに決めました。
そしてもうひとつ大事なこと。先ほども書きましたが「うそは書かない」。PR案件などでも、うその褒め言葉が並ぶくらいなら、女の子同士のカフェでのおしゃべりのように、実際に使ったときの驚きや感想を素直につづってもらうほうが、何倍も効果があります。
と、たくさん書かせていただきましたが、とはいえ、まずは使ってみるのがいちばんです。
インスタの年齢別の利用者割合を見ると、20代女性が圧倒的に多く、30代以降の男性は少ないのですが、ビジネスの視点から見ても、インスタには面白い情報が増えてきました。
2016年の8月からは、インスタで「ビジネスプロフィール」という店舗や会社の連絡先などを掲載できるサービスが始まり、いまや若い女性だけでなく、大人も企業も使ってメリットがあるSNSになりました。まだ利用していない方は、「見る」だけでも今の女性の「いいね!」が詰まっているので、女性向けビジネスに役立つと思います。ぜひダウンロードしていただきたいなと思います。
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