「社内営業しない人」が陥る意外な落とし穴

他部門の人は赤の他人も同然?

社内の同僚との人間関係について考えます(写真:IYO / PIXTA)

会社の「知らない同僚」は仲間と言えるか

『社内営業の教科書』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

会社の同僚(上司など含む)は、自分にとってどのような存在であるべきか? こんなことを考えたことがありますか。ライバル、助け合う仲間、それとも赤の他人か。

取材したオーナー系会社は、経営方針で経営者から新入社員まで、全員を家族と定義。家族なのだから、お互いで助け合って幸せになりましょうと「家族主義」をうたっていました。心のつながりで結ばれながら、親子兄弟のような気持ちで団結して仕事をし、成果を出すことを期待しているのでしょう。その会社の社長は、

「私にとって、社員は身内のようなものだよ」

と語ってくれました。身内とは親戚、親類の関係にあるものをさして使う言葉。ただ、血縁関係がなくても儀礼的に身内と呼ぶことがあります。それだけ、絆の強さを示すための表現といえるかもしれません。

でも、このように同僚は家族であり、身内だと認識している職場はどれだけあるのでしょうか? 筆者は会社の同僚だから身内だとは考えません。もちろん、身内のように絆の強い同僚が数人できるかもしれません。でも、それ以外の人はどうか?

社内の同僚にもいろいろありますが、多くのビジネスパーソンは仕事における自分の人間関係を「社外」と「社内」という2つの軸でざっくりくくりがちです。でも、筆者は社内の同僚は3つに分けておくべきと考えます。具体的には

・知らない同僚(たとえば、名前と顔さえ一致しない)

・知っているだけの同僚(将来の仲間予備軍)

・仲間の同僚

です。この知らない同僚は自分にとって社外の人と同じくらいの疎遠な存在と思っておくべきです。社外の人が自分の仕事を支援してくれる可能性はゼロですが、それと同じようなものです。

次ページ大企業に限定した話ではない
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • コロナウイルスの恐怖
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • トクを積む習慣
  • 子どもを本当に幸せにする「親の力」
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
新型肺炎の「致死率」<br>武漢だけ突出する理由

新型肺炎による死亡者は、湖北省、とくに武漢に集中しており、致死率は他の省を圧倒しています。この理由と背景は? 本誌デジタル版では、現地から果敢な報道を続ける中国「財新」特約の連載「疫病都市」を配信しています。