「女の子はこうあるべき」から解放される方法 女子高生時代に学ぶから意義がある
若い女の子が自由になれるように
――いま、一般の高校生向けのプログラムはいろいろありますが、LADYは大人に与えられた内容を消化するのではなく、大学生が企画運営し、高校生が参加する形式を取っています。
河野:はい。運営にかかわるコアメンバーの大学生が7人います。大学院生や卒業生なども含めると10数人が企画運営にかかわっています。
また、大学生はメンターとして高校生にさまざまなアドバイスをします。たとえば、企画実施中は、高校生5~6人、大学生2人で「ファミリー」と呼ばれるグループを作りました。ファミリーごとに、さまざまな話題で話し合うグループディスカッションの機会が多くあります。
高校生は意外に世界が狭く、自分と同じ学校の友達の意見に左右されがちです。LADYに参加しさまざまな大学生の話を聞くことで、それまで想像していなかった分野に関心を持ったり、こんな進路もあるんだ、と新たな適性に気づいたりすることもあると思います。
たとえば「大学進学ワークショップ」では、大学生が自分の大学をプレゼンしました。日本とアメリカの大学の違い、女子大と共学の違いなど、選択の多様性を知ってもらうよい機会になったと思います。
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