就職活動は、自分を知り、業種と企業を知ることから始まる。就職情報サイトを見て、合同企業セミナーに参加すれば、多くの企業を知ることができる。しかし、興味を持った企業を詳細に研究するためには採用ホームページのチェックが欠かせない。
企業は、採用ホームページを訪れた学生に好感を持ってもらい、エントリーしてもらうように、予算をかけ、さらにあらゆる知恵をしぼっている。そうした努力を学生はどのように評価しているのだろうか。
ANAが就職人気ランキング同様トップ
HR総研は、楽天「みんなの就職活動日記」と共同で、今年就活をしている学生約1000人に、「最も印象のよい採用ホームページ」を1人1票で選んでもらった。参考までに昨年(2017年卒生)の順位と、文系、理系別の得票数も掲載した(詳細はこちら)。
結果、最も高い票を得たのが、全日本空輸(ANA)だ。文系の学生から20票、理系からも12票を集め、堂々のトップとなった。今年は、就職人気ランキングでもANAの人気は高いが、ホームページの印象度も影響しているのかもしれない。
支持する理由を紹介しよう。使われている言葉は限られており、「~やすい」が目立つ。中でも目立つのは「見やすい」だ。
「見やすかったから」(東北大学、理系)、「見やすい、きれい」(近畿大学、理系)、「見やすく、色使いが好きだと思った」(青山学院大学、文系)、「職種が見やすい」(学習院女子大学、文系)というコメントが相次いでいた。
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