恒例の「就職人気企業ランキング」が発表されるシーズンがやってきた(「最新版!『就職人気ランキング』トップ300社」)。各社がこぞってランキングを発表しているが、それらは学生の「こんな会社がいい」「できれば入社したい」という評価を示しており、学生の志望を示すわかりやすい指標といえる。
今回、別の指標で、学生による企業評価を調べてみた。それは自分自身ではなく、「あなたの志望の有無に関わらず、優秀な学生が内定を取るイメージが最も強い企業」、という問いに対する答えを集計したものだ。その結果、人気企業と異なるランキング結果となった。
1位は電通、2位伊藤忠商事、3位三菱商事
今回のアンケート調査は、楽天「みんなの就職活動日記」の会員を対象に、HR総研が3月に実施したもので、約1000人から回答を得ている。いくつかの設問の中に「あなたの志望の有無に関わらず、優秀な学生が内定を取るイメージが最も強い企業を1社お選びください」というのがある。就職人気ランキング調査では学生自身の志望を聞いているが、今回の調査では「あなた自身の志望の有無に関わらず」としている。つまり就活生から見て「優秀な学生でなければ内定を取れない企業」を選んだということになる(詳細データはこちら)。
その結果、トップとなったのが、電通だった。文理別でも文系661人中100人、理系365人中45人が、電通と回答。文系でも理系でも7~8人に1人の学生が電通を選んだことになる。
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