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気持ちよく物事が決まる会議用資料の作り方とは?(写真 : xiangtao / PIXTA)
会議が長すぎる――。その元凶は、なんとなく作っている資料にあるかもしれません。『できる人が絶対やらない資料のつくり方』など資料作成関連書籍を7冊上梓している清水久三子氏が、気持ちよく物事が決まる、会議用資料の作り方のコツをご紹介します。
会議が長くなりがちなパターンと要因
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私が日本企業から外資系コンサルティング会社に転職をした当時、いちばん驚いたことは会議で物事が決まるスピード感でした。
会議の数自体はそれほど差がないどころか、むしろ外資系企業のほうが多かったように思います。1日に15分~30分単位の会議が8~10くらい入ることもざらでしたし、じっくり検討をするための数時間におよぶワークショップなどもありました。
いずれにしろ、時間内で物事が決まらないということは滅多になかったように記憶しています。それに比べると日本企業での会議は、なかなか物事が決まらず延長になることも多いということをよく言われます。
それはなぜなのか。会議で何を決めるのかという目的やゴール設定があいまいなまま、関係者が集められているということがまずあります。さらに、目的設定が明確でもなかなか決まらないという場合。これは会議の材料である資料が、結論が導き出るようなものになっていないということが多いのです。
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