41. ウォーキングで鍛えられるのは持久力用の筋肉。持久力用の筋肉は瞬発力用の筋肉と違って肥大化しない
42. 「まったく歩かない人」「1日15分歩く人」「同30分」「同1時間」のグループに分けて行った大規模な研究では、「1日1時間歩く人」が最も長生きした
43. ウォーキング継続は動脈硬化予防にも効果がみられる
44. 「足は第二の心臓」と呼ばれ、筋肉を動かすと血液をポンプのように循環させ、血流をスムーズにする効果がある
45. 血液の循環が良くなると新陳代謝が活発になり、冷え性の緩和など体質改善にもつながる
46. ウォーキングには骨粗しょう症など骨の老化防止効果も。骨はカルシウムの摂取だけでなく刺激を与えられることで筋肉とともに強化される。日光を浴びるのも有効
47. 毎日30分歩く習慣は大腿骨骨折リスクを40%下げる
48. 厚生労働省のメタボリックシンドローム対策として出されている運動指針では「速歩」が薦められている
49. 速歩は、一般にいう「普通歩行」を時速4キロメートルとすると時
速5~6キロメートル程度の歩行を指すことが多い
歩くスピードが速い人は寿命が長い?
50. 最新の運動生理学で、歩くスピードが速い人は、スピードが遅い人よりも寿命が長い傾向が明らかになった
51. ウォーキングには脳を活性化させる効果が期待できる
52. 40分のウォーキングを週3回行なったところ脳の記憶をつかさどる海馬が1年で2%増量したとの報告もある
53. 米国のアルツハイマー協会は「脳を守る10の方法」のひとつに「1 日30分以上の散歩」をあげている
54. ウォーキングは、メンタルヘルス分野での効果も注目され、「うつ病」予防にも効果的といわれる
55. 20~30分ウォーキングを続けると快楽ホルモンのβエンドルフィンやセロトニンが分泌され始めるといわれる
56. 禅には心を無にして10~20分歩く「歩行禅」があり、脳内の情報が整理される効果が期待できるとしている
57. 古代ギリシャの医学の祖ヒポクラテスは「歩くことが最良の薬」という言葉を残したと伝えられる
58. アリストテレスの時代は回廊を歩きながら講義することが哲学者のステータスとなり「逍遥(しょうよう)学派」と呼ばれた
59. これはアリストテレスの師であるプラトンがオリーブの樹の下を遊歩しながら講義した習慣を受け継いだもの
60. さらにプラトンの師ソクラテスも歩いて問答したことで知られ、ギリシャ哲学は歩きながら生まれた
無料会員登録はこちら
ログインはこちら