LINEモバイル、開業後初めて明かした「実像」

口コミ戦略の次は店舗販売やTVCMを開始

サービス開始から約半年。LINEモバイルが店舗での販売を開始した(撮影:尾形文繁)

3月14日。メッセージアプリ国内首位、LINEのMVNO子会社であるLINEモバイルが、開業から半年間の「実績」を初めて公表した。同社は2016年9月5日からユーザー数を限定してサービスを先行開始。同21日に販売を開始していた。

MVNOとは通信事業者の回線を借りて通信サービスを提供する会社だ。 LINEはNTTドコモの回線を借り受け、NTTコミュニケーションズをMVNE(通信業者とMVNO業者の間に立ってサービスをシステム面で支援する業者)としている。

申込件数は半年で3.5倍に

LINEモバイルが発表した「実績」は以下のとおりだ。まず、週当たりの平均申込件数が、開始直後の2016年10月と比べて、2017年2月には約2.4倍になった。「3月は3.5倍になっている」(嘉戸彩乃社長)という。

開始直後はなだらかな伸びだったが、2月、3月と大きく伸びているのは、「春の需要期に入ったということもあるが、LINEモバイルのよさが口コミで広がっていることも大きいのではないか」(同)。

次に開示した実績は、平均の月額基本利用料。2016年10月には1290円だったが、今年2月には1600円とわずか4カ月で310円も伸びた。音声通話付きの比率が50%から65%に上昇したことが平均単価向上に大きく寄与しているのだという。

この音声通話比率の上昇は、LINEモバイルがメイン端末として使われている証左だと嘉戸社長は分析している。音声通話なしのSIMはタブレットなどのサブ端末に使われることが多いためだ。

次ページプランの価格、シンプルさに高い評価
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 晩婚さんいらっしゃい!
  • 近代日本を創造したリアリスト 大久保利通の正体
  • 夢を諦めない「脱会社員の選択」
  • 忘れえぬ「食い物の恨み」の話
トレンドライブラリーAD
人気の動画
東芝、会社「3分割」に残る懸念
東芝、会社「3分割」に残る懸念
節約志向で「安い食品ばかり買う」人の重大盲点
節約志向で「安い食品ばかり買う」人の重大盲点
EVの切り札?夢の「全固体電池」は何がスゴいのか
EVの切り札?夢の「全固体電池」は何がスゴいのか
サイゼリヤが「深夜営業廃止」を決断した裏側
サイゼリヤが「深夜営業廃止」を決断した裏側
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
「非財務」で生きる会社、死ぬ<br>会社 企業価値の新常識

今や株価を決める最大の要因は「非財務情報」というのが世界の常識に。優れた開示を行えば企業価値の向上につながる一方で、開示が不十分だと株を売られるリスクも。企業価値の新常識をめぐる混乱とその対処法に迫りました。

東洋経済education×ICT