SNSが使い放題、「LINEモバイル」は使えるか?

「カウントフリー」が斬新といえるワケ

LINEモバイルの嘉戸彩乃社長は「使い放題サービスで独自路線を行く」と語る(撮影:大澤誠)

前回はポイント戦略でシェアを伸ばしている楽天モバイルを解説したが、MVNOとして通信事業に参入した企業の中でも、特に大きな驚きをもたらしたのが、スマートフォン向けのメッセンジャーアプリ「LINE」を提供しているLINEだ。

LINEは昨年3月に実施したカンファレンスで、スマホ向けの通信サービスを提供するべくMVNOに参入すると表明。500円でLINEが使い放題になるサービスを提供するとして、大きな注目を集めた。

その後LINEは、MVNOによる事業を手掛ける新会社、LINEモバイルを立ち上げ、9月から通信サービス「LINEモバイル」を開始した。LINEが通信事業にかかわるだけあって、その特長を生かしたサービスが大きな話題を集めている。

最大の特徴である「カウントフリー」とは?

LINEモバイルの最大のセールスポイントであり、他のMVNOとの大きな差別化の要素となっているのが「カウントフリー」である。これは特定のアプリやサービスを利用している時だけ、高速通信の容量を消費しない仕組みのことだ。米国で大手携帯会社の一角を占めるTモバイルUSが、このサービスを導入して人気を高めたことから、業界で注目を集めている。

LINEモバイルは現在、高速通信容量が1ギガバイトで、データ通信のみであれば月額500円から利用できる「LINEフリープラン」と、高速通信容量が3~10ギガバイトの「コミュニケーションフリープラン」の2種類の料金プランを用意している。

このうち前者はLINEのみ、後者はLINEに加え、TwitterやFacebook、Instagramがカウントフリーの対象となっており、使い放題だ(ただしストリーミング動画など一部対象外となるサービスもある)。

次ページカウントフリーには問題点も?
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • おとなたちには、わからない
  • 野口悠紀雄「経済最前線の先を見る」
  • 日本資本主義の父 渋沢栄一とは何者か
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
三菱重工と日立 「統合」破談から<br>10年 製造立国の岐路

10年前に統合構想が破談になった三菱重工業と日立製作所。その後両社は対照的な道を歩み、2009年に伯仲していた時価総額は今や日立が大きく上回っています。本特集では明暗が分かれた三菱重工と日立を主軸に、製造立国・日本の生きる道を探りました。

東洋経済education×ICT