安倍首相、国民はアベノミクスを認めてません

ぐっちーさんが読む、ちょっと先のマーケット

参院選も圧勝の与党。アベノミクスも信任を得たのか(撮影:尾形 文繁)

参議院選挙に勝利したことで、安倍晋三首相は、これでアベノミクスに象徴される経済政策が支持された、背中を押された、と発言していますね。みなさん、本当にどうなんでしょうか?

日本の輸出依存率は、わずか15%しかない

まず円安です。私は自分の著作(→ぐっちーさんの新著はこちら)でも何度も書いていますが、日本は輸出依存率がわずか15%しかなく、大部分は輸出とは関係のない内需企業なのです。上場企業約3500社のうち、海外売上比率が50%を超える企業は僅か250社程度です。ですからこの円安で確実にメリットがあったのはその250社に限られると言ってもいいわけです。

大手新聞は円安による輸出増加によって景気が回復と謳うわけですが、残念ながら輸出は期待ほど増えておらず、貿易赤字も高止まり。一体どう釈明をするのでしょうか??

これは当たり前の話で、輸出のほぼ半分は円建て決済なのです。一方輸入の70%はドル建てです。そうなるとどうなるか?

次ページ円安でメリットがある輸出部門は限られる
マーケットの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 日本の分岐点 未来への対話
  • インフレが日本を救う
  • 仲人はミタ-婚活現場からのリアルボイス-
  • ぐんぐん伸びる子は何が違うのか?
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
改正対応待ったなし!<br>働き方と仕事の法律

同一労働同一賃金の本格化、中小企業でのパワハラ防止対策の義務化など、今年は重要な改正法の施行が目白押し。2022年に施行される法律の要点に加え、昨年の4月に施行された改正民法も総点検。改正ラッシュへの備えを万全にするための法律虎の巻です。

  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT