思えば民主党政権のテイタラクは確かにすさまじかった。
個人的にびっくりしたのは日米の教師を交換して派遣しましょう、というJETというプログラムがあるのですがこの予算をカットしようとしたことです。
実はこのJETで日本に滞在し、日本のファンになった・・・というアメリカ人教師は非常に多く、このプログラムはアメリカでもとても評判が良いものです。にもかかわらず、これをカットするという話が出てきたわけですね。何も知らないそのへんのおばさんが勝手にカットする、と言い出したわけです。アメリカに行って評判を聞けば大変に有効なものだということがすぐわかるのに・・・・
国会議員の外遊をすべてやめれば、簡単にねん出できるような程度の金額ですよ。これをなくすと言うわけです。ただでさえ、日本は海外に対する売り込みがへたくそです。
みなさん、特にこれを読んでいるだろう皆様の奥様はご存じないかもしれませんが、あの韓流ドラマというのは韓国政府の予算を使った国家プロジェクトなんですよ。韓国政府の韓国のイメージをアップするための彼らの作戦に日本人がまんまとはまっているわけです。チャン・グンソクだけではなく、チェ・ジュウからKARAまですべて国家プロジェクトです。
日本を含め、東南アジアではこの韓国政府のキャンペーンは大成功しています。例えばシンガポールの旅行社が韓国旅行のパッケージを売ろうとしてチャン・グンソクの写真を勝手にパソコンでコピーしてパンフレットを作るとします。これ、韓国政府の方針ですべてOKです。勝手に使ってもらってもかまわない、と国がお墨付きをつけています。
日本は、チャンスをみすみす逃している
しかし、一方でその旅行者が日本への旅行をプロモーションしようと福山雅治さんの写真を勝手にコピーして配ったら一発でアウト。
国そのものがプロモーションに携わるわけですから、ジャニーズ事務所一社で海外に殴り込みをかけるのとはわけが違う。
例えば年末恒例の紅白歌合戦。海外でも日本の歌がいっぺんに見ることができるわけですから、海賊版が出回るほどの人気です。しかしNHKもこれをDVDでは売ることができない。なぜか?約50人に及ぶ歌手の一人一人とすべて海外販売に関する契約をしなければならず、収拾がつかないからです。素晴らしい日本を売る絶好の機会をみすみす逃していると言えますね。
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