西野亮廣「僕ならスマホ授業を全面解禁する」 学校を「楽しい化」する秘策、教えます。
いまの学校、どうして「スマホ」を避けるのか
西野:これからの学校には、授業を面白くする技術を持った「面白い先生」がたくさんいたほうが絶対にいいと思っていたのですが、藤原さんのお話を伺っていると、いまの学校教育では、厳しいところもあるんですね。
藤原:そうですね。学校というのは「教員免許状を持った人が、決まったカリキュラムのもとに教えなければいけない」という決まりがあるのが大きいですね。だから、「正解」だけを教えつづけているのが、ほとんどの教育現場の現状です。
西野:決まったカリキュラムに沿った授業内容になるから、その結果、「無理やり覚えさせよう」というスタイルにもなったりするんですね。
藤原:はい。そのため、茂木健一郎先生や、でんじろう先生のような「面白い先生」がなかなか出てこないんです。
西野:実はですね、いま、フジテレビのオンデマンド放送で「ハミダシター」という、いろんな業界の枠から「はみ出した人」をお招きして対談する番組をやっているんですが、番組に出ていただいたみなさんが学校教育について同じことを言うんです。
藤原:いろんな業界の人が、どんなことを言うんですか?
西野:「学校教育で洗脳されてブレーキを踏んだ」と。なぜ学校教育ってこんなにつまらなくて、人の個性をダメにしちゃうのか。なぜもっと「面白い授業」ができないんでしょうか。「学校を面白くする」という話だったら、スマホを使うのはアリだと思うんです。どう思いますか?