西野亮廣「僕ならスマホ授業を全面解禁する」 学校を「楽しい化」する秘策、教えます。
藤原:おっしゃるとおりかもしれません。そこで、僕がいまちょっと考えていることがあります。
「スマホ授業」のススメ3提案
藤原:それは、「スマホを使って生徒に授業評価をさせる」ことです。たとえば、ですが、「よくわかった」「わかった」「イマイチだった」「わからなかった」の4段階評価とか。
西野:あはははは、「食べログ」の学校版みたいですね。
藤原:でも、こういう生徒からのフィードバックをすることで、生徒も授業に参加する気運が高まるし、先生たちも覚悟ができるでしょう。
藤原:スマホなら無記名で発信できるので、内気な生徒も自分の意見をいえます。授業中に「意見のある人?」と聞いても、意見が出るのは成績のいい子か目立ちたがり屋だけですし。
西野:なるほど。そこでスマホが生きてくる。
藤原:それから男女差もあって、男子は結論をしっかり出さないと意見を述べることが苦手なんですが、スマホなら男子生徒も意見が出しやすくなると思うんです。女子は結論が出ていなくてもしゃべり始めることができるので。
西野:スマホを使うことによって自己開示が働くんですね。
西野:スマホが使えるようになれば、黒板の内容を「写メ」に撮って、授業に集中することもできますね。ノートに書き写したい人は書き写せばいいし、もし入院して学校に来られない生徒がいたら、授業を写真や動画で撮って届けてあげることもできますよね。
藤原:そうですね。これから「スマホ授業」がどんどん広げられれば、西野さんに投げかけられた「学校を楽しい化する」ということの、ひとつの仮説にはなるだろうな、と思います。
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