西野亮廣「僕はこれで勉強が好きになった」 「学びを娯楽に変える」究極の方法は?
勉強ってこんなに面白かった!?
藤原:これからの時代の「教育」について考えてみたいのですが、僕と西野さんには「校長先生」という共通項がありますね。
西野:はい、学校組織ではなく、学校イベントという形なのですが、面白い先生しかいない「サーカス」という学校の校長先生をやらせてもらっています。
藤原:僕は2003年から都内では義務教育初の民間校長として杉並区立和田中学校校長となり、現在は奈良県の市立一条高校の校長を務めていますが、西野さんは、なぜ「学校」をつくろうと思ったんですか?
西野:学生時代、先生の話がほとんど理解できず、学校の勉強はまったく面白くなかったんです。成績が悪かったこともあって、大学は行かなかった。でも、芸人になった今、いろんな人の話を聞いたり本を読んだりしてみると、じつは勉強ってすごく面白いってわかったんです。茂木健一郎先生の脳科学の話や、でんじろう先生の科学の話などは本当に面白い。
藤原:西野さんは「地頭」がメチャメチャいいんですよ。
西野:もちろん、藤原さんの話も面白いです! そうしているうちに、ふと気づいたら教科書を買って片っ端から読みあさって勉強している自分がいたんです。そして「あること」に気づいたんです。